障がいのある人のご家族へ

はじめに

お子さんを育てていて、成人を迎えることを「親として」想像したときに、どのような想いを持ちますか?
自分の子どもが成長していく様子を頼もしく感じながら、親としての責務を果たせた安堵感に包まれるのではないでしょうか。
ですが、障がいのある子を持つ親には安堵感とは違った別の感情があります。

ら・し・さの会員である私には、軽度知的障がいのある娘がいます。その娘のこれからの「あゆみ」を考えるとき、どのような支援をしていけば、子どもの自立に繋がるのだろうと、いつも考えています。

また、私たち夫婦がこれから年老いていく中で、将来、子どもが経済的に困らないか不安になることもあります。
障がいのあるお子さんと生きてきたみなさまの中にも、私と同じような悩みを持っている人がいらっしゃるのではないでしょうか。

障がいのあるお子さんがいらっしゃるご家庭の場合、いずれ来る「親なきあと」のために、財産のこと、不動産のこと、我が子にいくら遺してあげるとよいのかなど、経済的な対策を立てることや、子どもの行く末を考えておくことがたくさんあります。
私たちは、ファイナンシャル・プランナーとして、人生の後半期を不安なく、安心、安全に暮らせるためのお手伝いができます。いっしょにできることからはじめてみませんか。

お子さんの自立に向けて今からできること

たとえわが子に障がいがあっても、将来親から離れて自立した生活ができるよう意識しながら、その子の生活能力を上げていくために取り組みをする必要があります。

親なきあとというのは、なにも親が亡くなった時のことばかりではありません。ご自身が入院してしまったり、おばあちゃんの介護で家をあけなければならなくなったりと、何らかの理由で家に戻れず、子どもと離れて暮らすことも含まれます。その日が来た時、何のトレーニングもしていないと親子ともども困ってしまいます。そうならないためにも、自分でご飯を買って食べたり、お風呂に入ったりすることができるように、さまざまなシミュレーションを重ねて、訓練させてあげるのがよいでしょう。

最近は、ショートステイやグループホームの体験などサービスが充実してきました。ですが、ショートステイは順番待ちが多くなかなか利用できないという声も聞きます。制度をすぐに利用できなくても、ウイークリーマンションなどを利用して、週末だけ1日ひとりで過ごさせてみるなど、それぞれのご家庭内で工夫してトレーニングする方法もあります。
人生のエンディングは突然やってくるかもしれません。子どもの「できる引き出し」をたくさん増やせるように、お買い物やおうちのお手伝いなどをたくさんさせて「ひとりでできる引き出し」を増やしてあげましょう。

親なきあとのこと

「お金のことは、親としてできる限りのことはしたい!」
このお気持ちは痛いほどよくわかります。
しかし、現実的な話として、自分自身が高齢期を迎えてしまってからも、経済的な支えになれるでしょうか?
また将来、お子さんに「自立して暮していきたい」という希望が生まれたとき、自分が支えきれなくなってしまってからも、親も子も安心できる「支援のしくみ」ができているでしょうか?

このような「親なきあとのこと」にいつから取り組むのか、ということはとても大事なことです。
・お子さんの財産管理としての「成年後見制度」のこと
・障がいのあるお子さんへの財産の残しかたを考慮した「相続対策・遺言」
・お子さんが一生お金の苦労がないような「経済的準備」
など、親としてできることは沢山あります。
そのような「親なきあと」のことを私たちと一緒に考えてみませんか?

NPO法人ら・し・さ®の知的障がい者支援の取り組み

「エンディングノートにはどんなことを書き遺したらよいのでしょうか?」
知的障がいの子をもつ親御さんの質問に応えるためにできたのが、
『親亡きあとの支援ハンドブック~知的障がいの子をもつ親のために』です。
これまで知的障がい者のライフプランとマネーの問題はあまり研究されてきませんでした。障がい者の生活や自立に関する行政の委員会にも財産管理の専門家が参加しているケースはあまり見られません。
私たちはファイナンシャル・プランナーとして、障がい者のライフプランとマネーの関係についてお役に立ちたいと考えています。
活動メンバーとこれまでの活動は次の通りです。

平成27年(2015)年10月 ゆうちょ財団金融相談等活動報告会参加

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一般財団法人ゆうちょ財団金融相談等活動助成の平成27年度活動報告会で、助成を受けた活動団体の中から当法人の活動例が採用されました。高知県在住の当法人正会員の石川智氏が、平成27年6月に高知市で開催した『障がいのある子どものために、今から考える「お金の話」』の開催を報告しました。
発表者:石川智 氏(NPO法人ら・し・さ正会員、香美市在住)
会 場:東京都千代田区 アルカディア市ヶ谷私学会館

平成27年(2015)年6月 一般財団法人ゆうちょ財団の金融相談等活動助成事業助成金への応募による高知市でのセミナー開催(NPO法人ら・し・さ主催)

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総合題目:『障がいのある子どものために、今から考える「お金の話」』
第一部:「親も子も、お金の不安なく暮らすためのケアプラン」
講師:小松麻理 氏(ケアマネジャー・高知県香美市在住)
第二部:「親亡きあとのために、今からできる経済的準備」
講師:石川智 氏(NPO法人ら・し・さ正会員、高知県香美市在住)
第三部:「エンディングノートを活用して、相続に備えよう」
講師:山田静江 氏(NPO法人ら・し・さ正会員)
会 場:高知県立県民文化ホール

平成27(2015)年5月 地方会員の一般向けセミナー(ら・し・さ主催)

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総合題目:「知的障がい者フォーラム」・・山口市のNPO法人ひつじの会と共催
第一部:「親亡きあとの支援を考える~生き抜くために必要なお金・しくみ」
講師:中村久枝 氏(NPO法人ら・し・さ正会員・山口県防府市在住)
第二部:「適切な支援とは~成年後見制度について~」
講師:若色信悟 氏(NPO法人ら・し・さ正会員)
会 場:山口県山口市 山口県教育会館

平成25(2013)年5月 特定非営利活動法人おやじりんくのイベント協力

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川崎市高津区高津養護学校おやじの会ワークショップ運営委員会主催の講演会に当法人ら・し・さ正会員、高伊茂氏を講師として派遣しました。
題目:「知的障がい児(者)の親亡きあとの財産管理を考える~遺言・相続・信託なんて・・・と思っているあなたへ~」
講師:高伊茂 氏(NPO法人ら・し・さ正会員)
会場:川崎市幸区 幸市民館

平成26(2014)年10月 特定非営利活動法人けやきの会へ講師派遣

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神奈川県で精神障がい者を対象にした地域活動支援センターを3か所運営している特定非営利活動法人けやきの会へ、当法人正会員の佐川京子氏を講師派遣しました。
題目:「残される家族の為に、今できる事 」
講師:佐川京子 氏(NPO法人ら・し・さ正会員)
会場:神奈川県相模原市 地域活動支援センター第1けやき

平成26(2014)年5月 地方会員の一般向けセミナー(ら・し・さ主催)

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題目:「障がいのある子どものために今からできる経済的準備」
講師:石川智 氏(NPO法人ら・し・さ正会員)
会場:高知県香美市 プラザ八王子

平成26(2014)年2月 高津養護学校川崎北分教室の授業を担当

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川崎市立高津養護学校川崎分教室(高学年向)で、当法人ら・し・さの正会員3名がお金の使い方の授業を担当しました。
題目:「お金についての知識を増やす」
講師:井草陽子 氏、佐川京子 氏、園田智恵(藤岡聖子)氏
会場:川崎市立高津養護学校川崎分教室

平成26(2014)年2月 会員向け内部勉強会 開催

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題目:「初めて特別支援学校で講師をするFPに向けたアドバイス」
講師:鹿野佐代子 氏(NPO法人ら・し・さ正会員)
会場:東京都中央区日本橋 ウイズスクエアビジネスセンター

平成26(2014)年2月 高津養護学校川崎北分教室の授業を担当

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川崎市立高津養護学校川崎分教室(高学年向)で、当法人ら・し・さ正会員の鹿野
佐代子氏がお金の使い方の授業を担当しました。
題目:「お金を知るための基礎知識を学ぶ」
講師:鹿野佐代子 氏(NPO法人ら・し・さ正会員)
会場:川崎市立高津養護学校川崎分教室

平成26(2014)年1月 さいたま市障害者総合支援センターイベント協力

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さいたま市障害者総合支援センター主催、障がい者の家族向け講演会と個別相談会に当法人ら・し・さが「協力」団体となりました。
題目:「『もしも』に備えて伝える~子どものために今からできること~」
講師:鹿野佐代子 氏(NPO法人ら・し・さ正会員)
個別相談会:NPO法人ら・し・さの正会員が相談員として協力
会場:さいたま市 武蔵浦和コミュニティセンター

平成25(2013)年12月 会員向け内部勉強会 開催

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題目:「障害年金の基本」
講師:河内よしい 氏(NPO法人ら・し・さ正会員)
会場:東京都新宿区 東京都消費生活総合センター

平成25(2013)年12月 高津養護学校おやじの会のイベントに講師派遣

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川崎市立高津養護学校おやじの会ワークショップ運営委員会主催の講演会に当法人ら・し・さの正会員、若色信悟氏を講師として派遣しました。
題目:「知的障がい者の成年後見制度とその現実~親亡き後に備え、今、我々がすべきことは何だろう?~」
講師:若色信悟 氏(NPO法人ら・し・さ正会員)
会場:川崎市幸区 幸市民館

平成25(2013)年10月 会員向け内部勉強会 開催

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題目:「障がいのある家族の相続に役立つ生命保険信託について」
講師:本多巨樹 氏(プルデンシャル生命保険株式会社 企画部)
会場:大阪市梅田・SMBCコンシューマファイナンス梅田 お客様サービスプラザ

平成25(2013)年9月 千葉県自閉症協会willクラブへ講師派遣

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千葉県自閉症協会willクラブの成人期・お金のセミナーに当法人ら・し・さ正会員、若色信悟氏を講師として派遣しました。
題目:「親亡きあとの不安を解消しよう~転ばぬ先の杖の財産管理~
財産管理の基本と生命保険、信託の活用」
講師:若色信悟 氏(NPO法人ら・し・さ正会員)
会場:千葉県船橋市 中央公民館

平成25(2013)年8月 高津養護学校おやじの会のイベントに講師派遣

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川崎市高津区高津養護学校おやじの会ワークショップ運営委員会主催の講演会に
当法人ら・し・さ正会員、高伊茂氏を講師として派遣しました。
題目:「知的障がい児(者)の親亡きあとの財産管理を考える~遺言・相続・信託なんて・・・と思っているあなたへ~」
講師:高伊茂 氏(NPO法人ら・し・さ正会員)
会場:川崎市幸区 幸市民館

平成25(2013)年5月 特定非営利活動法人おやじりんくのイベント協力

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特定非営利活動法人おやじりんく(本部:さいたま市)主催の映画「海洋天堂」上映会&講演会に「協力」団体となりました。
講演:『親が元気なうちに考える知的障がいのある方の「性」と「お金」の支援』
講師:鹿野佐代子 氏(NPO法人ら・し・さ正会員)
会場:彩の国さいたま芸術劇場

平成25(2013)年3月 一般向け公開セミナー 開催

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題目:「生命保険信託の活用例」
講師:本田巨樹 氏  (プルデンシャル生命保険株式会社 企画部)
会場:東京都新宿区 東京都消費生活総合センター

平成24(2012)年11月 会員向け内部勉強会 開催

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題目:「障がいとはなにか~障がい特性を知る~」
講師:鹿野佐代子 氏(NPO法人ら・し・さ正会員)
会場:有限会社PFPよろず相談処(大阪府大阪市)

平成24(2012)年7月 総会記念セミナー 開催

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題目:「障がいのある人もない人も楽しい社会に」
講師:野澤和弘 氏(毎日新聞 論説委員)
会場:東京都新宿区 東京ボランティア・市民活動センター

平成24(2012)年7月 知的障がいの子をもつ親のための冊子を発行

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書名:『親亡きあとの支援ハンドブック~知的障がいの子をもつ親のために
内容:親亡きあと、子どもはどのような暮らしになるのか、親が抱えるさまざまな不安をまとめ、手を打つときの道しるべとなる48ページの冊子です。
定価:800円(消費税別)*書店での販売は行っておりません。

平成23(2011)年7月 総会記念セミナー開催

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題目:「障がい福祉の現状を知る~知的障がいのある人とその家族を支援する~」
講師:鹿野佐代子 氏(大阪手をつなぐ育成会、社会政策研究所客員研究員、
NPO法人ら・し・さ正会員)
会場:東京都港区 東京ウイメンズプラザ・ホール

平成23(2011)年4月 「支援ハンドブック」制作委員会発足

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題目:「親亡きあとの支援ハンドブック~知的障がいの子をもつ親のために」
制作委員会スタート
会場:東京都消費生活総合センター

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