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イベントレポート

【サロン】新しい葬式のあり方~環境にやさしい棺~」

報告

晩秋の午後、西麻布にあるウィルライフ株式会のエコフィンラボを訪ねました。同社は人生の最期もエコでお見送り、の気持ちから段ボール製の棺「エコフィン」を制作している会社です。今回見学したのはエコフィンシリーズの中の、組み立て式の棺「エコフィンiS(i Style)」です。これは、段ボールの表面に好きな絵や贈る言葉、写真、または想い出の着物や好きな布などでデザインすることもできる新しいタイプの棺です。段ボール製と聞くとみかん箱などを思い浮かべますが、この棺は300Kgまでの重さに耐えられる強固さと耐水性があり、木製に劣らない質感がありました。10分ほどで棺は出来上がり、いよいよ入棺体験、自分が死ぬときを想像したらチョット不思議な気持ちがしました。

その後は「人と地球にやさしいお葬式」のセミナー。「自分らしいお葬式をするのに必要なことはたったの2つ。先ずは自分がやりたい葬式を考えること、そしてそれを実現してくれる葬儀社を探しておくこと。それをするためにはやはり知識を得る必要がある」、とのお話に、みんな熱心に耳を傾けていました。

参加者の感想
*貴重な森林資源を大切に有効活用していて、かつ植林寄付もついているので、旅立つときにも社会貢献ができることが嬉しいです。
*自宅にこの柩を送ってもらいマイヒツギを用意しておけば環境にも価格にも対応できる。柩の中に入ってみると、「死ぬ時は何も持ってはいけない」ことを実感できました。
*遺族の方々が亡き人の思い出話をしながら棺を完成していくことは、本当に意味のあることだと感じました。
*自分のお葬式は不要と考えていますが、本当にそれでいいのかわからなかったので、今日は参加しました。葬式も考えようで色々な形式でできることがわかり、よかったです。
*葬儀社によるお仕着せの葬式でなく、遺族の思いを反映させた葬式ができるようにするには情報の収集が欠かせないことを教えていただきました。
(報告者:河原 正子)

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