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イベントレポート

1月ら・し・さサロン:新春健康セミナー「血糖値スパイクを予防・解消し 健康寿命を延ばそう!」

報告橋本 秋人

2020年最初のら・し・さサロンは、2020/01/28(火) 14:00~16:00、東京ボランティア・市民活動センターの会議室Bにて、「血糖値スパイクを予防・解消し 健康寿命を延ばそう!」と題して、荒川の健康寿命を延ばす会の金宮正植氏に講演していただきました。

血糖値スパイクとは、食事直後の短時間(2時間以内)に、血糖値が急激に上がり急激に戻る現象を言います。血糖値スパイクが繰り返されると「認知症」リスクが高まるとともに、動脈硬化の進行により心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクも高まります。

ご自身のデータから血糖値スパイクを説明される金宮氏
ご自身のデータから血糖値スパイクを説明される金宮氏

 

終活アドバイザー資格も所有の金宮さんからは、毎日記録をし続けたご自身の血糖値スパイクのデータをご披露いただきながら、食事と適度な運動により血糖値スパイクを防止する秘訣を熱く語っていただきました。

また、フレイル(要介護)や認知症予防のために必要な食品を『令和時代の栄養』と名付け、
さあ、にぎやかにいただく」(=『かな・ぶら・く・ゅうにゅう・さい・いそう・に・も・まご・いず・だもの』の略)をしっかり摂ることの重要性を提唱されました。

さあにぎやかに
さあにぎやかに

 

実は、この合言葉には、必要な食品群だけではなく、「にぎやかにいただく」こと、つまり『孤食』ではなく、人と一緒に楽しく食事をする『共食』も健康寿命を延ばすために大切であるとの意味も含まれています。

また、認知症を防ぐ改善項目の中で、特に「食事」「運動」「社会参加」を強調されていました。実際にご自身もこれらの実践により、70歳を超えた現在でも50歳代の体力を保たれています。
さらに、この運動を社会に広げようと、「荒川の健康寿命を伸ばす会」を立ち上げられ、趣旨に賛同して入会する会員も順調に増えているとのことです。

後半は茶会形式で行い、金宮さんへの質問や参加者の意見交換などを行いました。
毎回茶会には簡単なお茶菓子を用意しますが、今回は、あえて「さあ、にぎやかにいただく」の栄養が含まれているお菓子を取り揃えました。

今回のおやつ
今回のおやつ

 

参加者もお菓子の栄養を確認しながら和気あいあいと茶会を楽しみました。

今回は、平均寿命だけではなく健康寿命を延ばすことの大切さと具体的な実践方法について学ぶことができました。

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