イベント情報

イベントレポート

2024/1/30貨幣博物館と日本銀行本店 見学会(ら・し・さサロン)

報告

日時:2024年1月30日(火)10:00~12:00

会場:
貨幣博物館(東京都中央区日本橋本石町1-3-1)
日本銀行本店(東京都中央区日本橋本石町2-1-1)

第1部:貨幣博物館 見学会
貨幣博物館ではお金の歴史を学べます。
黄金の分銅や実物の大判・小判、歴代の日本銀行券も揃っていて、
実際に触れることができるものもあります。

第2部:日本銀行本店 見学会(ガイド付き)
日本銀行本店では、辰野金吾設計の建物自体を見学できるように見学エリアが拡張され、写真撮影可のエリアもございます。
1億円(模擬券)や金塊(レプリカ)を持ちながら写真撮影を楽しめます。
現金輸送用貨車「マニ車」の模型展示がされています。
日本銀行の歴史や業務を知る展示もされています。

(以下、終活アドバイザー協会会員 N.Murokami さんのレポートです)

<貨幣博物館>

まずは映像コーナーで「お金の成り立ち」を勉強しました。
その昔、金貨を作っていた所を「金座」、銀貨を作っていた所を「銀座」と呼んでいたとのこと。今では「銀座」と言う地名だけが残っていると言う。あの「銀座」の街の由来はそこからだったのかと知りました。どうりで「銀座」にはお金の匂いがプンプンすると思いました(笑)

展示室には歴代の大判、小判がズラリ!お金の歴史と共に人々の暮らしを垣間見ることが出来、お金の役割、お金と文化についても知ることが出来ました。
和紙に包まれた金貨や銀貨を見て「お主も悪よの~」と言う悪代官を思い浮かべてしまうのはTVの見すぎでしょうか?少額の金貨や銀貨はそのままペンダントヘッドにしたいような美しさ!!金貨や銀貨に限らず紙幣の製造においては、そのデザイン性と信頼性を高める様々な工夫が施されており、ここにも職人の技が光っていました。

展示室のあちこちにスタンプを押して楽しみながらお金について知ることができる
ようになっていました。また実物の大きさや重さを手にとって確認も出来ます。千両箱は持上げることが出来ないほどの重さがありました。

海外の紙幣等滅多に見ることが出来ない国のものも見ることができて興味の尽きない博物館でした。

<日本銀行本店 本館>
TV等では良く見かける「日銀」てすが、訪れたのは初めてです。
建物を上から見ると「円」と言う文字に見えると言う話は以前何処かで聞いたことがあったような…?

「銀行のための銀行」「政府の銀行」と言われるだけあり、建物が重要文化財であると言う以上に仰々しい雰囲気が漂っていました。

興味深かったのは地下金庫。
物々しい三重の扉に守られており、レンガの壁やアスファルトの床等、創建当時から建築物として非常に工夫を凝らしたもので有ることがわかりました。地下倉庫には大谷翔平選手とドジャースとの契約金と同じ1000億円が積まれていました(もちろん本物の紙幣ではありません)。

また別の所には1億円の束の大きさと重さを体験できるコーナーがあり、手にしてみました。ズシーンと来る重さ。「本物がこれだけ手元に有ったら…」と言う夢の重さを感じました。

今年7月には新しい紙幣が誕生します。今までにも何回か硬貨やお札が生まれ変わり、その度に古い硬貨やお札を取っておき「将来のお宝に!」と考えている方もいらっしゃると思います。「古い硬貨やお札も日銀では《額面通り》の新しいものに交換しています。」と言うガイドさんのお話には皆さん苦笑されていました。皆さん「お宝」を狙っているのでしょうか?(笑)

今年は年明けから北陸地方で地震がありました。日銀では災害で焼けたり、濡れたり、汚れたりしたお札の引き換えも行っているとのこと。使えなくなったお札は粉砕し、一部は貨幣博物館や日銀のお土産品に使われたり見学の記念品として頂くことが出来ます。

日銀開業以来、1969年に営業場が新館に移転するまで、始業時刻には「はじめ」の3回、終業時刻には「おしまい」の4回、拍子木を打ち鳴らしていたとのこと。

今日の見学も拍子木を打ち鳴らして終わりました。

見学の後は近くのレストランでランチタイム!
お金について楽しく学び、美味しいランチに舌鼓。充実した一日でした。

 

お・し・ま・い。

ページトップに戻る ▲