イベント情報
イベントレポート
2025/11/7【東京】屋内墓苑見学と食事会(11月ら・し・さサロン)
終活アドバイザーとして学びと経験を深めたいと考えていたところ、都内にある屋内墓苑の見学会があると知り、参加しました。終活の相談の中では「お墓をどうするか」「子どもに負担をかけたくない」といった声を伺うことが多く、供養の選択肢を具体的に理解しておくことは、寄り添った支援のために欠かせないと感じています。

見学では、職員の方より館内設備や参拝の流れ、永代供養の考え方について丁寧な説明があり、特に「墓じまいに至るプロセス」についてのお話が心に残りました。家族構成の変化や居住地の分散により、墓じまいを検討するご家庭は増えています。費用や手続きだけでなく、故人や先祖に向き合い、気持ちを整理する過程、また関係各所との事前の打ち合わせが大切であるという点は、現場を知る方ならではの視点としてとても参考になるものでした。
今回見学した屋内墓苑は、天候や季節に左右されず参拝できることに加え、都内で公共交通機関のアクセスが良い立地です。見学当日は天候に恵まれましたが、屋外の墓地の場合はどうしても天候が気になるものです。その点、屋内型であれば気候に左右されず落ち着いてお参りができます。また、高齢になり運転免許を返納した後でも無理なく訪れることができる場所であることは、ご家族にとって「続けられる供養」につながるといえます。さらに、バリアフリー設計や落ち着いた参拝空間など、継続して足を運べる環境づくりがなされている点も印象的でした。
見学後の食事会では、参加された皆さまと穏やかな雰囲気の中で交流する時間を持つことができ、終活に携わる方々と直接言葉を交わせたことは、今後の活動にとって良い刺激となりました。運営にあたられた皆さまのご配慮に心より感謝いたします。

今回の見学を通じ、供養の形は一つではなく、家族の状況や価値観に応じて選んでいけることをあらためて実感しました。相談者と共に考え、その方にとって心が落ち着く形を一緒に見出していくことが、終活支援において大切な姿勢であると感じています。今後の相談や講座活動の中で、今回得た学びを生かしてまいります。
(終活アドバイザー 梅川ひろみ)

























