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イベントレポート

【サロン】 保健師さんに聞く健康寿命の伸ばし方と健康体操

らしさサロン2017年1月26日(木)

報告大沼健三

今回のらしさサロンは、西東京市を中心に活躍されている保健師の波多野由紀子さんを迎えて、健康寿命の伸ばし方をテーマに、前半1時間の講義と、後半45分間の健康体操体験という組合せで行われました。

日本人の平均寿命は、平成27年の統計データで、男80.79歳、女87.05歳とされていますが、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間である健康寿命は、男71.19歳、女74.21歳となっており、医療や介護に依存しない健康寿命をいかに伸ばすかということが、私たち一人一人にとって幸せなシニア生活のための課題と言えます。

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前半の講義では、要支援・要介護になった原因の第一に運動器の障害があげられており、運動器障害・筋力低下を予防することの重要性、40代からの早めのアクションが必要なこと、日常生活の中でどう行動するか、具体的には、運動、食事についての説明がありました。例えば、入院寝たきり状態にあると、1日1%の筋力低下が起こるとのことで、あらためて運動すること、バランスの良い食事、姿勢を保つことの大切さを学びました。

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後半では、膝、肩、腰をきたえる運動メニューに沿って、実際に体を動かしました。一つ一つは大したことないと思っても、実際にやってみると痛みを感じて、これはいい体操なんだと納得します。とにかく、毎日10分でも続けることが大切で、20年続けると、自分の将来にとって、ものすごく大きな財産になると感じました。

誰でも毎年1歳ずつ歳をとることは平等ですが、こういう体操や食事など一つ一つの小さいことを毎日続けることが、20年後30年後の自分が幸せか、不幸になるかを左右する一つの要因になることを実感しました。充実した貴重な2時間でした。

波多野さん、ありがとうございます。

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